コオリナGCで修行中の日本人プロ研修生

前回まで,コオリナ・ゴルフクラブのグリーン芝パスパラム化の話を紹介してきましたが,その取材に協力してくださったのは,同ゴルフ場で現在研修中のKojiさんです.
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Kojiさんは,ベネズエラ生まれの日本人.
子供時代には日本でも暮らしましたが,その後は米国での生活が長くなっています.
スペイン語,英語,日本語の三か国語を操り,それぞれの文化にも慣れ親しんできた経験を生かし,
将来はジュニアゴルファー,特に日本人ジュニアを育てて,世界に向かって羽ばたく時の橋渡し役をしたいという夢を持っています.


Kojiさんのゴルフ暦は五才から.ゴルフよりも野球がもてはやされる生まれた国ベネズエラでの話でした.
もっとも最初からプロを目指していたわけではなく,2001年までは米国大手航空会社の営業マンでした.
しかし,その年の秋に起きた衝撃的な出来事を目の当たりにし,荒療治を余儀なくされた航空会社の大量リストラには生き残ったものの,このままではいけないと目覚め,それを転機に第二の人生を歩むことを決心します.
それこそが,ベネズエラで子供のころ遊びながらやっていたゴルフに携わることでした.

最初は日本で二年間の研修生生活を送りますが,求めるものが違うと悟りハワイへ旅立ちます.
米国の恵まれたジュニアゴルファー育成環境で,日本人ジュニアを育ててみたいという夢が後押ししたのです.

今は不況で休校になっていますが,当時カネオヘにあったサンディエゴ ゴルフ アカデミー(San Diego Golf Academy)のハワイ校(Golf Academy of Hawaii)に16か月間学び,卒業.
その後PGAのプロ資格取得への第一段階として,ゴルフ場で働くことになります.

ハワイで多くの出会いを期待してKojiさんが選んだゴルフ場は,コオリナ・ゴルフクラブでした.
オアフ島でPGAのプロ資格取得に必要なプログラムのある,数少ないゴルフ場の一つです.
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実技試験に相当するPAT(Playing Ability Test)を合格したあとは,PGAのレベル1に進み現在に至っています.
最終的にはヘッドプロになれるクラスA資格を目指して研修中で,それまでにゴルフの腕やルールにエチケットはもちろんのこと,ゴルフ場経営やトーナメント開催に必要な幅広い知識に,後の世代を育成するためのゴルフクリニックに関する勉強をしているところです.

Kojiさんが今コオリナ・ゴルフクラブで担当している主な仕事は,
プロショップの運営に携わることと,ジュニアの育成.

このうちジュニアの育成では,一般向けのコオリナキッズクラブと,近隣のナナクリ地区の子供の中から成績優秀者が選抜され,ハイスクール卒業までゴルフを教えるHo’Okipa I Po’Okelaというプログラムの二つを担当します.
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Ho’Okipa(ホーキパ)プログラムとは,
イベント収入や寄付などにより運営され,レッスンだけでなくお揃いのシャツや帽子なども子供たちに支給されますが,こういう機会でもなければゴルフに接するチャンスの少ない人たちにも裾野を広げて優秀な人材を発掘し,将来もゆるぎないゴルフ人口を維持したいというPGAの考え方が表れたプログラムの一つです.

お話を伺った日は,ちょうどコオリナ・ゴルフクラブで,やはりPGAのポリシーにのっとった家族向けのイベント(Get Golf Ready / Family Fun Fair Day)が開催されていたところでした.

そのイベント中,練習グリーンの前で子供たちを相手にしていたのがKojiさん.(冒頭の写真)
Kojiさんの周りにいるのが,Ho’Okipa(ホーキパ)プログラムに参加しているナナクリ地区の子供たちです.

Kojiさんが出会い育てたジュニアが,いつの日かPGAかLPGAで活躍する日がくることを期待して.

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