コオリナGC グリーンのパスパラム化進行中! (1)

最近コオリナ・ゴルフクラブでプレーされたかたの中には,グリーンの芝に緑の少し濃淡があったのに,気づいた人がいらっしゃるかもしれません.
コオリナ・ゴルフクラブ(Ko Olina Golf Club)では,2008年9月からの一年計画で,グリーン芝のパスパラム化を進めているのです.
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少々判りにくいと思いますが,ところどころに見える緑色の鮮やかな部分が,パスパラム芝です.
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(2009年4月下旬の練習グリーンで)


パスパラム(paspalum)芝のことは,こちらでも何度か紹介してきました.
オアフ島ではエバビーチ・ゴルフクラブを皮切りに,カポレイ・ゴルフコースやコーラル・クリーク・ゴルフコース,タートルベイなどで採用されている芝種です.

葉が太く,表面にワックスが塗られているような感じのパスパラム芝は,米国南部で現在主流のバミューダ(bermuda)芝よりも生命力に長け,成長が早いので手入れは大変ですが雑草が生えにくいなど,メリットが多いことが知られてきています.

ゴルフ場経営の立場からみても,トータルコストが安く,メンテナンスが比較的容易で,グリーンのスピードが速くなり,塩水に強いので海に近いコースでも安心ということが言え,パスパラム化は自然な成り行きのようです.
現実に最近の米国本土でも,カリフォルニア州やフロリダ州などでは,グリーンのパスパラム化がブームになっていると聞きます.

通常グリーンの芝を交換するには二通りの方法があります.
一つは,一気に張り替える方法です.
これは手っ取り早い反面,コストがかさむ上に,芝が思い通りに根付かずトラブルに見舞われるリスクがあります.

これに対してコオリナGCが選択したのは別の方法でした.
少しずつパスパラムを入れて,その旺盛な繁殖力に任せて自然に徐々に入替えさせるというものです.
この方法は時間が掛かるものの安上がりですし,何よりその土地に適した状態で新しい芝が定着する可能性が高いとされています.

計画では早ければ2009年の夏にも終了する予定だそうです.

パスパラム化のメリットは先に書いた通りですが,
今この時期にコオリナ・ゴルフクラブがパスパラム化に踏み切ったのには,もう一つ大きな目的がありました.
コオリナにディズニー(Walt Disney Parks and Resorts)のリゾート施設が出来る2011年にあわせて,グリーンのパスパラム化でゴルフ場を完璧な状態に仕上げ,PGAトーナメントを誘致することを視野に入れているのです.

次回は,具体的な作業の様子を紹介してみます.
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