不運にも一時間の雨宿りで…

ツアーの皆さんが全員スタートするのを笑顔で見送ったマイケルの目に、グレーの雲の塊が山側にかかっているのが一瞬映りますが、この時点では誰も気に留めていませんでした。
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右側の写真の左手に、山にかかる灰色の雲につながる一連の塊の片鱗が見えています。


海側は、きれいな澄んだ青空です。風も少し吹いていました。ハワイでは、シャワーと呼ぶ通り雨にはよく遭遇しますので、たとえ降られても、その程度だろうと、誰もが思っていたのです。
シャワーなら、ほんの10分から15分もすれば、何とかやり過ごすことが出来ます。その後は、虹が見えたりするものです。通り雨(シャワー)をアンラッキーとは思わずに、虹を見られるチャンスを得たと考えれば、少しは気持ちも軽くなるかもしれませんね。
ハイウェイを走っている時なら、あれっ雨かな? と思っているうちに、見る見るワイパー全開でも前が見づらくなるほど雨が激しくなるものの、速度を落とす間もなく小降りになり、そのうちに、さっきのは一体何だったのと思わせるような、青空が目の前に広がることさえあります。

この日は、ツアーの皆さんがスタートしてから急速に雲行きが怪しくなり、ハーフを終えようとしている12時近くから、遂にポタッポタッと大粒の雨が降ってきてしまいました。
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しかも、風が止んでしまったようで、その雨雲がゴルフ場の真上で停滞してしまったようです。
風が吹けばこのグレーの雲も動いてくれて、遠くに見える青空のように晴れてくれるのですが、この雨は、シャワーを通り越して、しばらく止むことがなかったのでした。
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コオリナ・ゴルフクラブのスタッフに言わせれば、こんな雨は、年に一度ぐらいしかない稀なことだそうです。もちろん、マイケルも雨男ではありません。念のため。
確かに、オアフ島のゴルフ銀座とも言えるエバ地区からコオリナ地区にかけては、雨は少ない地域です。朝ワイキキで雨が降っていても、途中パール・カントリークラブのあたりを走っている時に土砂降りの雨に遭遇しても、エバ地区からコオリナ地区にかけては、まるで別世界のように晴れているということは、珍しくありません。

ツアーの皆さんはと言えば、ちょうどハーフを終えられたところで、スナックショップのところにカートを止め、雨宿りしていました。もうシャツが体に貼りつくほど濡れてしまっています。そこへ、普段はプレイの円滑な進行を司っているゴルフ場のマーシャルが、まるでサンタクロースがかつぐような大きな袋を二つカートに載せて、やってきました。袋の中身は乾いたタオルです。これで一息つけたことでしょう。

そのうちに、他のプレーヤーを乗せたカートも、続々と雨宿りに駆け込んできます。屋根の下は雨宿りのゴルフカートで満員になってしまいました。
シャワーなら15分も雨宿りすればプレイを再開できるものですが、通り雨を通り越したようなこの時の雨は、雨足が弱まるまで一時間もかかりました。一時間後、ようやく雨が小降りになって、ゴルファーたちも少しずつコースへ出て行きます。
マイケルがこの日案内したツアーの皆さんも、10番ティへ向かいました。

その頃、アシスタントプロのダニエルさんは、プレイ中の全ゴルフカートに対して、カート備付のGPSナビゲーション画面に「カート道路のみ走行して下さい」という文字を表示させるように、デスクのパソコンを操作していました。
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後でダニエルさんに聞いたところ、この時は翌日の10時まで「カート道路のみ走行して下さい」を表示させて、カートのフェアウェイ乗入れを禁止していたそうです。

雨でぬかるんだ状態のフェアウェイにカートが入り込んでしまうと、芝を痛めるので当然と言えば当然ですが、ただでさえ雨の中のプレイでカートは欠かせなくなってきているのに、カート道路から雨の中を歩いてボールのところまで移動しなければならないのは大変です。そう思っていたところ、リーダー格のかたが、他の同伴者の意図も汲んだのか、ここでプレイを止めることにしてしまいました。

この日は、ドライバーのマイケルが他の仕事などを入れておらず、ツアーの皆さんがプレイ中もゴルフ場で待機していたことや、たまたま同じコオリナ・ゴルフクラブでプレイする他のツアー参加者との乗り合いになっていない貸切状態だったことで、これから気分直しにコオリナ土産のお買い物をしたあと、すぐワイキキに帰れることが、せめてもの救いでした。
他のツアー参加者がいたら、一グループだけ先に帰ることは難しいですし、18ホールプレーを想定して、その終了にあわせて送迎ドライバーがゴルフ場にお迎えにあがるスケジュールだったら、少しお待ちいただくところだったそうです。

マネージャー・トシから一言:

この時は、まるでコオリナだけが狙い撃ちされたように、通り雨に居座られたようです。他の送迎ドライバーに聞いても、マカハや、目と鼻の先にあるカポレイでも、ほとんど雨は降らなかったそうです。
このようなことは滅多になく、このお客様たちの中には、十年ぶりのコオリナGCでのプレーを楽しみにされていた人もいたとかで、本当に残念でした。

日本でもそうですが、ゴルフ場がクローズにならない限り、降雨を理由にプレイを止めても、返金などの救済措置は原則としてありません。
ゴルフは雨の中でもプレイするもの、と言われていますが、朝から雨だったわけではなく、用意もしていませんでしたし、せっかくハワイまで来られ、一番良いコースをということで、Ko Olinaゴルフクラブを選ばれたのに、、、。
この皆さんの、この後のハワイ旅行が最高なものだったことを、願うばかりです。
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