カポレイGCはシーショアパスパラムのパイオニア

 ひまわりのロゴのカポレイゴルフコース。ワイキキから西行きH1フリーウェイで車で約45分。この広々したゴルフ場は、ハワイでゴルフをした人なら必ずと言っていいほど、一度は訪れているコースでしょう。

このKapolei Golf Courseのティーグラウンドとグリーンの芝は、今はシーショアパスパラム(Seashore paspalum)です。
IMG_0674IMG_0191


開場当初の芝は全てバミューダでした。ところがいつの間にか、シーショアパスパラムの芝がこのゴルフ場に入ってきたそうです。カポレイGCの近くの当時New Ewa Beach Golf Clubと呼ばれたメンバーコースがシーショアパスパラムを使用していたので、風で飛んできたとか、ゴルファーの靴の後ろについてきたなどの理由が考えられているようです。

その当時は、LPGAハワイアンレディーストーナメントを開催していたため、シーショアパスパラムの使用について、PGA(アメリカのゴルフ協会)に相談して意見を聞いたところ、”この草は、非常に強い芝だから試してみる価値はある“と聞き、思い切ってティーグラウンドとグリーンの芝を代えたそうです。トーナメントコースとして導入したのは、たぶんアメリカで最初の事だったようです。

日本語ではシーショアパスパラと表記されることもあるシーショアパスパラムは、塩に強く、成長も早く、雑草が生えにくい特徴を持っているそうです。成長が早いので手入れも大変ですが、ゴルファーには、いつもいい芝を提供することができるそうです。コーラル・クリーク・ゴルフコースなどでも使われています。

なぜ塩に強い方が良いか?というと、それは毎日の水撒きからです。芝を生き生きとさせておくために水撒きをしますが、カポレイGCの1日の水撒き量は、100万ガロン(約379万リットルに相当)だそうです。ゴルフ場は広いですから想像を絶する量ですよね。

カポレイの水撒きは、ホノルル市水道局からの水と、コース内の井戸から汲み上げている地下水の両方を使用しています。クラブハウス正面の大きな池に地下水を貯めています。その地下水に多かれ少なかれ塩分が含まれているので、塩に負けない芝が必要となるそうです。
IMG_0467

オアフ島を1周された方は、気が付かれていると思いますが、この小さなオアフ島なのに地域によって山の色がずいぶん違います。それは、雨の量が異なる為です。東側は、あのギザギザしたコオラウ山脈から分かるように雨がもたらした木々の緑色と形、西側に車を走らせると山肌に木々がすくなく茶色ですよね。西側にあるゴルフコースは、いつも素晴らしいお天気ですが、雨が少ないため芝をいい状態に保つ苦労は、大変なものだと思います。

ゴルフ場といえばまぶしいほどのグリーンの芝。当たり前に思っていましたが、いろいろとお話を聞いていると毎日のメンナンスの積み重ねがあってのことなのですよね。ハワイに限らず、日本でも、芝と言うわずか数センチの自然物に対して、大切に思う気持ちを忘れないでいたら、きっと芝も味方についてくれるかもしれませんね。
IMG_0242IMG_0572

この記事のトラックバック用URL

月別アーカイブ

2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年

ブログ内検索