ハワイ日本語放送のスポーツ・キャスターとして「ハワイアン・オープン」「ハワイ・レディス・オープン」など数々のスポーツ番組を担当し,新聞・雑誌などのコラムも多かったジュン モチヅキが,1999年4月にオープンしたこのコースのことを何度かレポートしていました.
2000年9月
オアフ島の雨量は、今年の1月 1日から9月10日までで、僅か3.9インチです。日本式に言うと約117ミリですから日本の集中豪雨の一日分にも満たないものですよね。
ゴルファーにしてみると、この雨が少ない事は嬉しい事で短いハワイ滞在中にセットしたゴルフ・プレイが雨の為に支障をきたす心配は殆どゼロに等しいとも言えると思います。 オアフ島の地図を見て頂くと判りますが、島のほぼ中央にコーラウ山脈がありますが、この山脈の上、つまり北の方向から毎日トレード・ウインド(貿易風)が吹いて来ます。そしてその風が雲を運んで来て山脈の上に止まります。
山脈を越えた雲が雨雲の時だけ、その雲が通過して行く所がパッシング・シャワーと呼ばれる通り雨になるわけです。だから山脈から離れた南西のエバ地区などは殆ど雨が降らない地域でここにゴルフ・コースが集中しているのも当然の事なのでしょう。
今月(2000年 9月)のおすすめコースは、そのエバ地区にある『コーラル・クリーク・ゴルフ・コース』です。このコースはオアフ島にある35のゴルフ・コースの中では一番新しいコースで、オープンしてからわずか一年五カ月です。
このコースにはロンと言う二人の男が働いていますが、一人のロンはヘッド・プロ・ゴルファーで、もう一人のロンはゴルフ・コースのメンテナンスのチーフです。この二人のロンがコースの状況を毎日つぶさに自分達の目でチェックしているのでコース・コンディッションは常に良い状態を保っています。
私も二つのゴルフ・コースで仕事をした経験がありますが、ゴルフ・コースは動物や植物と同じ生き物です。だから何か異常が発生した時には必ず警戒信号を発して来ているのですが、何げなくコースを点検していたのでは大切な信号を見落としてしまうのです。被害が大きくなってからでは修復に時間と経費が懸かるのは言うまでもない事ですし、フェアウエイやグリーンの芝が病気にかかっていて、折角のゴルフが不愉快なものになる事もある筈です。 グッド・ショットがそんな場所に止まっていたり、ナイス・オンしたパッテング・ラインの芝が目茶目茶だったりした経験をお持ちの方も多いでしょう。
でもこの二人のロンが毎日真剣な眼差しで細かくコース・チェックをして呉れている限り、皆さんが快適なゴルフ・プレイを楽しめるものと確信しています。
ゴルファーの皆さんもゴルフ・コースを愛する気持ちでプレイしていれば、好スコアにつながるとか、日本でも打った事もなかったショットが出るかもしれませんよ。このコースの芝はオーストリア産のパスパランと言う新種の芝なのですが、ティ・グランド、フェア・ウエイ、グリーンが全てこの芝です。
とても打ちやすい芝なので日本のゴルフ・コースの関係者が研究を兼ねて沢山プレイしています。注目度は No.1 です。
さあ、今月も爽やかなハワイの澄み切った青空に向かって思いっきりショットして下さい、お薦めは『コーラル・クリーク・ゴルフ・コース』です。
2000年6月
さて今月(2000年 6月)のおすすめゴルフ・コースですが、オープン一年を過ぎてコース全体が落ち着きを見せてきた『コーラル・クリーク・GC』です。
オアフ島ではこのコースだけのパスパラン芝で造られたフェアウエイはアマチュア・ゴルファーにとっては「打ち易い!」と大好評です。思い切り大胆に水をあしらったホール造りは、ここが5-6年前までは一面の砂糖キビ畑だった事など想像も出来ない楽しさがあります。
距離もフロント・ティなら5912ヤードでアベレージ・ゴルファーでもパーが取れたり、バーディ・チャンスになる楽しみもあります。
ハワイまで来てレジャー・ゴルフで苦しい思いなんてしないで下さい。澄み切った南国の青空と爽やかなトレード・ウインド(貿易風)のハワイでは「楽しくなけりゃあ、ゴルフじゃない!」が合言葉ですよ。
2000年6月
このオアフ島の大きさは597平方マイル(日本式に言うと1546平方キロ)です.日本の皆さんに分かりやすく具体的に言えば「東京都の80%位」ですから,皆さんが住んでいる所と東京都の広さを比べてこの島の大きさを想像してみてください.
そしてオアフ島には34のゴルフ・コースがあります. しかし,日本から観光で見える皆さんはこの全てのゴルフ・コースでプレイ出来るわけではありません. ホノルル市営のゴルフ・コース(ムニシパル・コース),アメリカ軍基地内にあるゴルフ・コース(ミリタリー・コース),そして日本式に言うとメンバー・コース(プライベート・コース)などではコネクションがないとプレイ出来ません.
そこで今回は1999年の4月にオープンしたばかりのパブリック・ゴルフ・コースをご紹介しましょう. オアフ島西部のエバ地区の「コーラル・クリーク・ゴルフ・コース」です. このエバ地区はかつては見渡す限りの砂糖きび畑だったのですが,砂糖の需要が減るにつれて産業自体が下火になり,ついにはすべての畑がギブ・アップしてしまったのです.
そしてこの地域にはゴルフ・コースが続々と出来上がりオープンしてゆきました. コオリナ(90年),ウェストロック(91年),プリンス(92年),エバビーチ(現ニューエバビーチ)(92年),ワイケレ(93年),カポレイ(95年),エバビレッジ(96年),そして99年のコーラル・クリークと続いたのです.
コーラルとはサンゴの事で,クリークは小川と言った意味があります.このコースはあちこちに真っ白なサンゴ礁の石をあしらったクリークが待ち受けているわけです.
もう一つの他のコースにない特徴は,コース内の芝がすべてパスパランと言う新種だと言う事です. 現在でも多くのコースがバミューダやベントと言った芝を使っていますが,このオーストラリア生まれのパスパランが95年にカポレイのグリーンに登場してからは一躍話題を集めました. このコーラル・クリーク・ゴルフ・コースでは,グリーンだけではなくコース内の全ての芝がパスパランで作られたハワイ最初のコースなのです.
この芝の特徴は,いわゆる芝の目がほとんど感じられないのでまるで人工芝のような滑らかさと強さを持っているところです. ですからフェアウェイではボールが芝に沈んだ状態が少なくなるので,ソールを滑らすようにして打つ,3Wをはじめとしたフェアウェイ・ウッドでのショットがとても楽になるので,ボールの頭を打つトップの悩みが解消されます. 実は今,LPGAのプレイヤーの間で大流行しているのが7Wと9Wで,多くのスター・プレイヤーたちが3Iや4Iと入れ替えているのも,このパスパランの普及に合わせた知恵なのです.
又男子ツアーのPGAでも,かって流行したターフを大きく取るショットが少しずつ減ってきています.ましてアマチュア・ゴルファーならばボールのライが悪い為にナーバスになってそれがミス・ショットにつながるケースを数多く経験していると思います. そんな不安がなくなれば当然スコア・アップにつながります.
クラブやボールの目を見張るような改良にプラスして,パスパランと言う新しい芝を味方につけて「自己最高スコア」をこのニュー・オープンのコーラル・クリーク・ゴルフ・コースでマークして下さい.それでは又……ALO-HA!