グリーンのメンテナンス、エアレーションを取材してきました
普段目にする機会はありませんが,なかなか手間が掛かっています>
エアレーターというマシンがグリーン上を走ると,あとにはグラス・プラグの山ができます.エアレーターがグリーンに穴を開けているのです.
直径1cm弱,長さ5cm程度の小さなグラス・プラグですが,これをそのまま他の場所にまいて水をやると,そこに根づいていきますので,フェアウェイの修復などにも重宝されます.
グリーンの上にばらまかれたグラス・プラグを熊手のようなもので掻き集めていきます.
グラス・プラグが掻き集められて表面があらわれた部分(左半分)
グラス・プラグがまだ上に残っている状態のグリーン(右半分)
グラス・プラグが完全に掻き集められて取り除かれると,殺虫剤と肥料を混ぜたものを穴のあけられたグリーンの上にまいていきます.
エアレーターで穴があけられ,肥料と殺虫剤が散布された状態のグリーン
そこに,ふるいに掛けられたシリカ砂という非常にキメの細かい砂をまいていきます.もちろんランダムにまくのではなく,同心円を描くように外から内へとまいていきます.
砂が散布された直後のグリーン.黒い点はエアレーターで穴があけられ,グラス・プラグが抜かれた部分です.
ただ砂を散布しただけでは穴がふさがりませんので,何段階かに分けて砂をならしていきます.これは金属製の網を作業車で引きずっていく,ならしの第一段階です.
砂をならす第二段階は回転ブラシでグリーンの表面を砂ごと攪拌します.同心円を描くように回転ブラシの付いた専用車が走ります.
このあとスプリンクラーで周期的に水をまき,また砂をならし,水をまき…という作業を繰り返していくのです.
一週間ほど経過すると,グリーン表面はこのような感じになっています.
撮影協力 カポレイ・ゴルフコース(2001年4月)